SEAnews 2003-10-06 ArtNo.32083

【ニューデリー】インドの8月の輸出は45億6000万米ドルと、昨年同月の43億7600万米ドルに比べ、4.19％のプラス成長を保ったが、ルピー相場の強化が影響してか、ルピー建てでは1.5％のマイナス成長に陥った｡
エコノミック・タイムズ、ザ・ヒンドゥー、デカン・ヘラルド、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月1／2日、商務局(commerce department)の発表を引用し伝えたところによると、米ドル建ての輸出成長率も今年6月の11％、7月の5.75％、そして8月の4.19％と、失速傾向を見せている。今年8月の輸入は56億米ドルと、昨年度月の48億米ドルから米ドル建てで15.4％、ルピー建てで9.16％の伸びを見た｡
年初5ヶ月の輸出額は225億米ドルと、昨年同期の206億米ドルに比べ米ドル建てで8.99％(昨年同期9.29%)、ルピー建てで4.1％の伸びを維持した｡今年初5ヶ月の輸入は285億米ドルと、昨年同期の233億米ドルに比べ22.14％の成長を見た。この結果、今年初5ヶ月の貿易赤字は昨年同期の27億米ドルからほぼ2倍半の60億4000万米ドルに膨張した｡今年初5ヶ月の石油製品輸入は昨年同期の71億米ドルから76億米ドルに7.92％、非石油製品輸入は同162億米ドルから208億米ドルに28.35％の伸びを見た｡