2003-10-06 ArtNo.32070
◆パナソニック、セル式携帯端末市場の8%のシェア目指す
【ムンバイ】松下電器産業が完全出資するNational Panasonic India(NPI)は、向こう2ヶ月間にセル式携帯電話端末4モデルを発売、同市場における足場を強化する。
ビジネス・スタンダードが10月1日伝えたところによると、NPIのシステム製品部門マーケッティング・マネージャー、Shashi Bhushan氏は、このほど以上の消息を語った。それによると、NPIは既に2モデルをインド市場に投入、セル式携帯端末市場の約2%のシェアを占めているが、今回、G-50、G-60、G-70、X-70の4モデルを追加、1年内に少なくとも8%のシェア獲得を目指す。現在インド市場における携帯端末の80%はロー・エンド・モデルで占められている。NPIは当面、ハイ・エンド・モデルに照準を合わせる方針で、今回発売される4モデルの価格も9000~1万8000ルピーと、同カテゴリーに属している。しかし2004年4月までに、インド市場に専ら照準を合わせたロー・エンド・モデルも紹介する。
年商360クロー(US$7850万)のNPIは、傘下に消費者用電子製品とシステム製品の2部門門を擁し、今月中に採算ラインを実現することを目指している。今年通年の営業額は500~550クローと見積もられ、システム製品部門の同営業額に占めるシェアは昨年の30%から40%に拡大するものと予想されている。システム製品部門の昨年の売り上げは108クロー(US$2355万)だったが、今年は200クローが見込まれる。
一方、NPIは、システム統合ビジネスを手がける新会社を設ける可能性を検討している。システム統合ビジネスにおいては、地元のソフトウェアを用い、地元ベンダーと提携することが求められるが、NPIは同市場進出の長期計画を既に準備していると言う。
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