2003-10-01 ArtNo.32067
◆向こう3年二輪車さらに値下がり、三輪車価格アップ
【ムンバイ】向こう2、3年間にスクーター、モーターサイクル、モーペッド等の二輪車はさらに値下がり、三輪車だけが値上がりするものと予想される。
エコノミック・タイムズが9月25日業界筋の言も引用し伝えたところによると、現在約1万9600ルピーのスクーターは2004年には1万8600ルピーに、現在約2万9500ルピーのモーターサイクルは同2万8700ルピーに、現在約2万600ルピーのモーペッドは同1万9600ルピーに、それぞれ2~5%下降するものと見られる。これに対して現在約6万2500ルピーの三輪車価格は5%ほどアップする見通しだ。
業界筋によると、大量生産される二輪車の価格は向こう2~3年横這いか、下降線をたどるが、生産量が限られている三輪車については値上がりが予想される。
Bajaj AutoのRL Ravichandran副社長(ビジネス開発)によると、二輪車のセールス・ボリュームは年間500万台ほどで、依然成長している。これに対して三輪車のボリュームは年間28万台に過ぎない。二輪車メーカーは規模の経済性にともなうコスト・セービングを、消費者に還元するものと見られる。
今年はモンスーンが順調だったことから値下げ競争の再燃が予想される一方、マージンの縮小からバイク・メーカー各社は値下げ回避を図っており、著しい値下がりでマージンが縮小、売れ行きも鈍化しているエントリー・レベル・モーターサイクルからエグゼクティブやプレミアム・モデルに重心を移動している。こうした中で、BALはトップ・エンドの180ccPulsarを10月から5%ほど値上げ、他の製品に関しても価格の見直しを予定していると言う。
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