SEAnews 2003-10-01 ArtNo.32065

【ニューデリー】インド商用車市場は、2004－07年の間に複合年間成長率(CAGR:compounded annual growth rate)5.2％を記録するものと見られる。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月29日報じたところによると、信用格付け会社Investment Information and Credit Rating Agency (ICRA)は、最新レポートの中で以上の見通しを明らかにした。それによると、予想される経済および産業活動の復調、政府のインフラ開発加速等は、何れも商用車市場の先行きを明るくする要因と言える。こうした構造的要因に加え、金利の持続的下降、金融便宜の拡大も商用車需要の拡大に寄与するものと見られる。
中・大型商用車セグメントは2004－07年の間にＣＡＧＲ5.5％の成長が見込まれ、軽商用車セグメントも同4.7％の成長を遂げるものと予想される。
運輸コストの面で経済性を有する多軸トラックの需要は、全国ハイウェー計画(NHDP:National Highways Development Programme)により成長が加速されるものと予想される。
しかしトラクターの販売は、2000年以来の下降基調から依然抜け出せず、2004年3月期年度の販売ボリュームも、前年と同レベルにとどまる見通しと言う。