【ニューデリー】鉄鋼産業が抱える全ての問題に対処し、2020年までの針路を示す新鉄鋼政策が来年初までに準備される。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月30日伝えたところによると、インド・ステンレス・スチール開発協会(ISSDA:Indian Stainless Steel Development Association)会議の会場でB K Tripathy鉄鋼相は、記者団に以上の消息を語った。それによると、鉄鋼産業のための全ての施策や財政的枠組み等を包含した新鉄鋼政策の草案は、様々な業界団体の意見も聴取し、目下鉄鋼省の手ににより最後の仕上げが施されている。
鉄鋼省のV K Duggal次官によると、新政策は今会計年度末までに間違いなく完成する。新政策は、“国内鉄鋼消費を如何に拡大するか”、“旧体制の統制から解放され、自由な成長過程にあるサプライ・チェーンの抱える問題”と言った点に照準が合わされる。
Tripathy鉄鋼相はまた、現在の鉄鋼産業の位置づけに触れ、「国内鉄鋼産業は、復調過程に有り、こうした復調基調を維持し、新たな興隆に導くのが現在の課題」と語った。
ちなみにステンレス・スチールの国内年産量は120万トンと、2150万トンの世界生産の5.58%を占めている。