2003-09-29 ArtNo.32045
◆冷機のブルースター、国際市場におけるプレゼンス構築目指す
【ムンバイ】地元のセントラル・エアコンおよび商業用冷機大手Blue Star Ltd(BSL)は、国際市場におけるプレゼンス強化に本腰を入れている。
インディアン・エクスプレスが9月25日報じたところによると、BSLのSuneel Advani副会長は同紙のインタビューに応じ、ベトナム、カンボジア、カタール、ドゥバイにおける大型プロジェクトの請負を目指していることを明らかにした。それによると、BSLは既にマレーシアとモーリシャスで比較的大きな空調プロジェクトを手がけており、主要な中央空調プロジェクト入札に参加、エンジニアリング・デザイン領域における同社の強みの売り込みを図っている。BSLはこうしたプロジェクトに同社のサイト・エグゼクティブやサービス・エンジニアを派遣できる。また上記4カ国を拠点にする国際企業との提携交渉も進めている。
しかしBSLは既に十分な設備能力を有するため、セントラル・エアコン機器の製造施設を海外に設ける計画はない。
インド国内では、社会経済階層(SEC:socio-economic class)Bクラスの住民が主に居住する比較的小規模な25都市に進出、ウィンドー・エアコン市場の開拓を図る。ウィンドー・エアコンは主に小売りチャンネルを通じて販売する。同社は目下傘下のディーラー500店を通じて、その製品を販売している。同社の国内売り上げにはメトロが70%、非メトロが30%、貢献している。輸出売り上げは営業額の8%を占めており、同社の営業額は年率18%の成長を遂げている。こうした成長基調は今後も維持される見通しと言う。
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