2003-09-26 ArtNo.32038
◆GACL、塩化カルシウム/塩化アルミニウム製造計画
【アーマダバード】グジャラート州政府系企業の中で最近黒字転換を果たしたGujarat Alkalis and Chemicals Ltd(GACL)は、塩化カルシウムと塩化アルミニウムの製造施設を増設、製品ポートフォリオを拡大する計画だ。
エコノミック・タイムズが9月24日GACL筋の消息として伝えたところによると、日産50トンの塩化カルシウム製造施設は独自の技術により燐酸工場廃棄物の再利用を図るもので、見積もりコストは5クロー(US$109万)、2004年1月の商業運転開始が目指される。
日産40トンの塩化アルミニウム工場は過剰生産された塩素を固形物に転換することを目指すもので、見積もりコストはやはり5クロー。目下進めている事業化調査の報告を待って最終方針を決める。同社は、需要が低迷した際の塩素の保管に苦慮している。
ハイコスト債務の再編と原料仕入れコストの削減が奏功し、2002-03年に黒字転換を果たしたGACLは、来月インド証券取引局(SEBI)に既存株式5株に3株の比率で株主割り当ての発行を申請する。同株主割り当ての発行は、債務再編条件の1つで、発行価格は1株12.50ルピー。
債務再編の結果、GACLは、201.6クロー(US$4396万)の負債から解放され、また887クロー(US$1.934億)の未返済ローンの3~3.5%の利子を節約した。今会計年度は140クロー(US$3053万)を返済する計画だ。
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