1995-09-19 ArtNo.3203
◆<星>GPバッテリー、中国工場/専門店事業の拡張計画
【シンガポール】シンガポール証取(SES)上場のGPバッテリー・インターナショナルは中国における新工場の建設や既存工場の拡張を計画、また最近カナダに新設したバッテリー専門店のチェーン展開の可能性も探っている。
リチャード・クー副会長によれば、中国に建設予定の新工場ではミニチュア・バッテリーが製造される。これにより同社は中国に9工場を擁することになるが、他の中国工場の製造能力も拡張される。3年前にスタートした中国における小売りビジネスも好調で、月間営業額は200万米ドルに達している。
ブリティッシュ・コロンビアにおけるバッテリー専門店の経営は実験的試みだが、ワンストップ・バッテリー・ショップはその調法さから歓迎されるものと期待される。この種のショップは独自ブランド製品の販促にもつながり、反応が良好ならこの種の専門店チェーンを北米及びアジアにも展開する。独自ブランド製品事業は相手先商標製造(OEM)に比べ利鞘が大きいが、OEMは依然として同社の営業額の60-70%を占めている。
またスペシャリティー・バッテリーの利幅は一般のバッテリーを最大10%上回るため、今後この種のバッテリーの製造に一層力を入れ、今年末には新製品を発表する予定だ。目下スペシャリティー・バッテリーの売上は営業額の15%を占めているが、1年以内にその比率は25%に拡大する見通しと言う。(BT:9/18)
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