2003-09-26 ArtNo.32027
◆Tisco、外資3社及びL&Tと合弁でチタニア事業推進
【コルカタ】Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)はフィンランド企業Outokumpu/ドイツ企業Lurgi/米国企業Pincock Allen Holt/地元企業Larsen & Toubroと手を結びチタニア(透明な金紅石)プロジェクトを進める。
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月22/23日、Tiscoのステートメントを引用し伝えたところによると、Pincock Allen Holtは国際的な資源・鉱業コンサルタントとして知られ、Outokumpuの米国拠点の物理選別(physical separation)部門とLurgiの合弁チームがプロジェクトのパートナーを務める。
コンソーシアムは地質学的探査/資源評価/鉱業計画の準備/選鉱のための冶金学的試験/チタン鉄鉱の精製/財務分析/技術経済的採算性評価を含む事業化調査を進める。
Tiscoは他のコンソーシアム・メンバーと共同でタミールナド州沿海地区における第1期プロジェクトに着手後、20ヶ月で完成を目指す。第1期事業にはチタン鉄鉱とその他の鉱物の採掘・選鉱、こうした選鉱の合成金紅石/二酸化チタン鉱滓/顔料へのアップグレードが含まれる。
Tiscoはタミールナド州政府から80平方キロの土地の鉱業ライセンスを取得、既存地主の承認も得ている。
プロジェクトは明日の機会を掴み、将来を創造するもので、経済付加価値(EVA:Economic value addition=税引き後の営業利益-資本費用)ポジティブな企業を目指す同社にとって戦略的に重要な意味を有すると言う。
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