2003-09-24 ArtNo.32012
◆電子会社、非大量消費型製品に照準合わせ中国市場開拓
【ムンバイ】インドの電子製造業者は、非大量消費型製品の中国市場における潜在性に注目、この種の製品を中国で製造する可能性を検討している。
インディアン・エクスプレスが9月22日伝えたところによると、最近、インド電気・電子製造業者協会(IEEMA:Indian Electrical & Electronics Manufacturers Association)代表団を率いて中国を訪問したIEEMA会頭も務めるLarsen and Toubro (L&T)のRN Mukhija取締役は同紙に以上の消息を語った。それによると、技術や創意が凝らされた非マスプロ製品は、中国市場でヒットする潜在性を備えている。
IEEMA代表団は、上海、温州、広州等、中国の電気産業地域を視察したが、例えばスイッチ・ギアや組込ソフトウェアは中国で製造し、中国市場でマーケッティングすることができる。ミニチュア・サーキット・ブレーカーはマスプロ製品だが、エア・サーキット・ブレーカーは中国に大きな需要を見い出せそうだ。総じてエンジニアリング・コンテンツの大きいインド製品は、中国市場において競争力を発揮できる。中国にはインドの電気製造業者が浸透可能な様々な価格帯、ニッチ・マーケットが存在するため、多国籍企業の存在は、インド企業の進出の妨げにはならない。
IEEMA代表団は今回の訪中期間にChina Electric Equipment Industrial Associationとの間で、情報交換/合弁パートナーの斡旋/貿易展・各種会議の開催等に関わる協力覚書を交換した。IEEMAには、ABB、Bharat Heavy Electricals Ltd (BHEL)、Crompton Greaves、GE Power、L&T等が加盟していると言う。
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