【ニューデリー】インド最大の耐久消費財会社Videocon International Ltd (VIL)はグラスシェルの製造能力を2倍以上拡大する。
エコノミック・タイムズが9月22日伝えたところによると、グラスシェル部門はDhoot一族に率いられるVIL営業額の20%を占めるに過ぎないが、利益の50%近くに貢献している。
VILのグラスシェル年間生産能力は目下900万ユニットで、内500万ユニットを国内のテレビジョン・メーカーに納入、残りを輸出している。VILは同キャパシティーを2200万ユニットに拡張する計画だが、これは国内総需要を遙かに上回る。工事は2ヶ月前にスタート、向こう10ヶ月内に完成する。プロジェクト・コストは250クロー(US$5452万)と見積もられ、内部資金で賄われる。
業界観測筋はこれにより、Videoconグループは耐久消費財会社からグラスシェル会社に変身すると評しているが、同グループのV N Dhoot会長は、「VILは今後も引き続き耐久消費財会社で有り続ける」と語った。同氏によると、海外におけるグラスシェル需要が急増し、1000万ユニット以上の輸出注文を得ており、製造能力の拡張は、同需要に応じるためのもの。インドにおけるグラスシェル製造コストは最低で、こうした潜在を最大限に開拓するのが狙いと言う。