SEAnews 2003-09-22 ArtNo.32006

【ニューデリー】Videoconグループはカルナタカ州Bangalore拠点の子会社Applicompを通じエアコン・コンプレッサー製造ビジネスに進出する。
エコノミック・タイムズが9月19日報じたところによると、ApplicompはVideoconが数年前に買収したイタリア企業Necchiに冷蔵庫用コンプレッサーを目下納入している輸出志向ユニット。Videoconグループは150クロー(US$3271万)を投じ、年産50万ユニットのコンプレッサー製造施設を設ける。注目されるのは、これによりVideoconは、インドでロータリー・コンプレッサーを製造する最初の企業になること。現在、米系Tecumseh Products Company(TPC)と地元企業Kirloskar Copelandがインド国内で年間合計110万ユニットのコンプレッサーを製造しているが、両社はレシプロ・タイプのコンプレッサーのみを製造している。ロータリー・コンプレッサーを用いたエアコンは急速に普及しているものの、エアコンの主要コンポーネントは輸入に依存している。Videoconの参入によりインド国内のコンプレッサー製造能力は160万台に拡大する。
Videocoは、必要経費を内部資金で賄い、製造したコンプレッサーの半ばを国内市場に供給する他、インドのロー・コスト製造拠点としての強味を生かし、残りの半ばを欧州市場に輸出する。
VideoconグループのV N Dhoot会長兼ＭＤによると、同方針は先週決まったもので、設備拡張は8－10ヶ月で完了するものと見られる。Applicompは冷蔵庫用コンプレッサーを年間75万台製造する能力を有し、製品の半ばを欧州に輸出している。