2003-09-19 ArtNo.31990
◆証券取引局、Hitachi Home & Lifeの株主割り当て計画認可
【アーマダバード】インド証券取引局(SEBI)はエアコン製造会社Hitachi Home & Life Solutions Ltd(HHLS)の株主割り当て発行計画を承認した。
エコノミック・タイムズが9月16日報じたところによると、これによりHHLSは自己資本をプラスに転換、産業財政再建局(BIFR:Board for Industrial and Financial Reconstruction)の管理下に置かれるのを免れることができるため、その意義は大きい。
SEBIは日立がLalbhaiグループからAmtrex Hitachiの19.5%のシェアを買い取った手続きが企業買収規則に違反しているとして、HHLSの28クロー(US$611万)株主割り当ての認可を保留して来た。HHLSは、2003年9月末までに自己資本をプラスに転換しないならBIFRの管理下に置かれるはずだった。
HHLSの2002年9月30日時点の累積赤字は35.66クローと、ピーク時の自己資本19.47クローを、4会計年度にわたり50%以上上回った。これはシック・カンパニーと判定される条件の1つだが、HHLSは2003年3月期上半期にも16.45クローの純損失を積みました。ちなみに同期の売上げは69クローだった。
こうした中でHHLSはSEBIに対し、企業買収規則に関する裁定に先立って、取りあえず株主割り当ての発行を許可するよう訴えたが、HHLS筋によると、SEBIはこのほどついに同訴えを受け入れたと言う。
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