2003-09-19 ArtNo.31985
◆銑鉄会社Sathavahana、3段階に分けて設備拡張
【ハイデラバード】アンドラプラデセシュ州Hyderabadを拠点にする年商84クロー(US$1832万)の銑鉄メーカーSathavahana Ispat Ltd (SIL)は、厳しい資金繰りから近代化及び拡張計画を3段階に分けて進めている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月16日、SILのGhulam Ghouse会長が株主に送付した回状を引用し報じたところによると、金融機関が送電会社との電力購入契約締結を強く主張したことから複合発電に用いる冶金用コークスの製造計画を棚上げした。
SILは250立米の溶鉱炉を350立米のものに転換する工事を含む第1期計画を完了した。アンドラプラデシュ州Ananthapur県Haresamudramに位置する製造施設は、第1期工事が行われた昨年10月から今年1月の間操業を停止した。
第1段階工事の恩恵は、ある種の補助設備と発電プラントが設けられる第2、第3段階の工事が完成した後に、初めて全面的に享受できる。第2、第3段階の工事に必要な資金を調達する努力が続けられている。
冶金用コークス製造プロジェクトは依然として見積もり段階に有る。Karnataka Power Transmission Corporation Ltd (KPTCL)との電力購入契約交渉はまだ合意に達していない。金融機関は、電力購入契約が結ばれない内は、プロジェクト・ファイナス問題を検討することはできないとの立場をとっている。
鉄鋼産業は全般的に市況が回復しつつあるが、冶金用コークスの値上がりが銑鉄業界の足下を不安にさせていると言う。
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