SEAnews 2003-09-15 ArtNo.31964

【ニューデリー】今年7月の工業生産指数(IIP)伸び率は、主に電力部門と鉱業部門の低迷から5.6％と、昨年同月の7.1％を下回った。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルドが9月12／13日、中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)の発表を引用し伝えたところによると、ＩＩＰの79.36％の比重を占める製造業指数の7月の伸び率は6.8％と、昨年同月の6.7％を僅かに上回ったが、ＩＩＰの10.17％の比重を占める電力指数の伸びは昨年同月の6.1％から－1.9％に、ＩＩＰの10.47％の比重を占める鉱業指数の伸びは昨年同期の12.1％から2.6％に、それぞれ大幅に鈍化した。
しかし、今年初4ヶ月(2003/4-7)のＩＩＰの伸び率は5.6％と、昨年同期の5.0％を上回った。今年初4ヶ月の製造業指数の伸び率は6％と、昨年同月の4.8％を上回ったが、やはり電力指数の伸びは昨年同期の4.3％から2.6％に、鉱業指数のそれは同8.2％から4.6％に、それぞれ鈍化した。
今年7月には主要17業種中13業種がプラス成長を記録した。特に運輸機器部門は25.1％と最高の伸びを記録、以下、羊毛／絹／人造繊維21.6％、基礎金属／合金16.2％と続く。しかし皮革製品－13.3％、綿繊維－7％、機械／設備を除く金属製品－5.4％は不振だった。
今年7月には基本財部門が4.1％(7.5%)、資本財部門が8％(11.8%)、中間財部門が5.4％(3.4%)、耐久消費財部門が6.2％(-11.9%)、非耐久消費財部門が6.3％(18.2%)、両者を合わせた消費財部門が6.3％(9%)の成長を記録した(括弧内は昨年同期の数字、以下同様)。
また今年初4ヶ月には中間財部門が3.1％(1.1%)、資本財部門が7.7％(6.8%)、基本財部門が4.6％(6%)、消費財部門が8.5％(7.2%)、耐久消費財部門が3.8％(-4.5%)、非耐久消費財部門が10％(11.9%)の伸びを見た。