2003-09-15 ArtNo.31953
◆トヨタ・キロルスカ、59%増益予想、製造能力拡張も検討
【ムンバイ】Toyota Kirloskar Motor (TKM)は今会計年度、昨年の1700クロー(US$3.71億)を59%上回る2700クロー(US$5.89億)の売上げ達成を目指している。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月12日伝えたところによると、TKMのVikram Kirloskar副会長とトヨシマ・アツシ重役(MD)は以上の目標を明らかにした。それによると同社にとっても業界全体にとっても昨年は決して良好な年とは言えなかったが、今年の業況は上向いている。今会計年度は現金利益も計上し始めており、黒字転換も近い。
TKMは1999年半ばの操業開始以来、累積販売台数10万台を最近マーク、向こう2年内に20万台の大台に乗せる計画だが、製造能力の限界に直面している。現在カルナタカ州Bangalore近郊Bidadiに設けた工場は年間4万5000台を生産しているが、需要に応じるのが困難になりつつある。取り分けQualisの購入待ち時間は1ヶ月半に達している。このため年産量を5万台に引き上げる可能性を検討している。また生産能力の拡張も目下検討中で、拡張の規模や投資額は追って発表する。ちなみにQualisの販売台数は2002年の2万5050台から今年は3万4000台に拡大することを目指している。
既存工場の隣接地に建設中の部品製造施設は2004年6月までに稼働、初年度の営業額は300クロー(US$6542万)と見積もられている。マニュアル・トランスミッションが製造され、製品は主に南アジア、南アフリカ、南アメリカに輸出される。
KirloskarグループのTKM持分はこれ以前に11%から1%に縮小されたが、同グループは来年同持分を11%のレベルに回復することを予定していると言う。
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