2003-09-12 ArtNo.31948
◆フォード、Bharat Forgeを次世代エンジン部品納入業者に指名
【ニューデリー】Ford USAはBharat Forge Ltd (BFL)を次世代V-6エンジンのコンポーネント・サプライヤーに指名した。
インディアン・エクスプレスが9月10日報じたところによると、BFLのBaba Kalyani会長兼MDは正式発表を間もなく行うと語ったが、契約の額や期限等、詳細に触れることを避けた。Ford Indiaもコメントを控えているが、消息筋によると、当面エンジン・コンポーネント(クランクシャフト鍛造品)を納入するものと見られ、契約量も大きなものになる見通しだ。
Ford USAは今年7月に3億3500万米ドルを投じてオハイオ州にV-6エンジン製造施設を設けると発表しており、同工場は2005年に稼働する。
単一の鍛造施設としては世界のトップ・スリーに名を連ねるBFLは、数年前に導入したデリスキング(de-risking)ビジネス・モデルを更新、石油ガス業界向けの坑口装置(well head equipment)や高圧バルブ、建設業界向け機器等の製造を手がけている。
Kalyani会長によると、今年はキャパシティーの拡張に約50クロー(US$1090万)を投じる。新フォーカス・エリアの輸出需要に応じるのが、拡張計画の主要な目的だが、国内市場にも供給する。これまでは大型車両に用いられる大型コンポーネントに照準を合わせて来たが、最近は乗用車用の小型コンポーネントやエンジン・コンポーネントも重視していると言う。
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