2003-09-12 ArtNo.31944
◆山水、Videocon抜きCTV市場シェア4位に浮上
【ムンバイ】VideoconグループのKitchen Appliances Indiaがマーケッティングを手がける“山水”ブランド・カラー・テレビジョン(CTV)の市場シェアは、同グループのフラッグシップ・ブランド“Videocon”を追い越し4位に浮上した。
ビジネス・スタンダードが9月10日、市場調査会社ORG-GFKの最新レポートを引用し伝えたところによると、インド国内の年初7ヶ月のCTV販売台数は520万台をマークした。
CTVブランド各社の7月の市場シェアはLGとサムスンが17.1%と17%で1、2位を占め、地元Mirc Electronics社のOnidaブランドが10.4%で3位につけた。山水ブランドのシェアは10.2%で4位。業界アナリストによると、これにより山水は最も急成長するブランドになった。Videoconのシェアは8%で5位。
VideoconグループのVenugopal Dhoot会長によると、山水の売上げ急増は、価格戦略とブランド戦略の奏功によるものと見られる。同社はこの他、赤井と東芝ブランドのCTVも手がけており、これらを合計すれば、依然としてCTV市場の最大シェアを維持していると言う。
一方、Philipsは市場シェアを7.4%に拡大、7位から6位に浮上したが、かつてのマーケット・リーダーBPLのシェアは6.2%にとどまり、7位に後退した。ソニーは市場シェア5%で8位を占めた。
業界筋は、モンスーンが順調だったことから、今年のフェスティバル・シーズンの販売は大幅な成長を見るものと期待している。またフラットTVの販売が急成長しており、各社とも従来型CTVからフラットTVに重心をシフト、鎬を削っている。
|