1995-09-18 ArtNo.3193
◆<馬>エリクソン、“Consono”で売上倍増目指す
【クアラルンプル】スウェーデンの総合電機会社エリクソンはクアラルンプルの地域営業本部を通じた新音声/データ/マルチメディア通信システム“Consono”の販促により、東南アジアにおけるビジネス・コミュニケーション部門売上を今日の5000万米ドルから倍増させる計画だ。
エリクソン・ビジネス・コミュニケーション部門のJoachim Samuelsson東アジア営業担当取締役が15日明らかにしたところによると、同システムは欧州、米国、南アフリカ、豪州、そして最近はジャカルタにも紹介されており、同社はマレーシアの全ての金融機関にその導入を勧める計画だ。Consonoはエリクソンの既存構内交換機(PBX)にデータ・ネットワーキング・ソルーション、マルチメディア・コミュニケーション、モービル・コミュニケーション、ビジネス・コードレス・コミュニケーション、コール・センター・システム、ネットワーク・マネージメント等の先端技術を結合したもので、その中核はデジタルMD100PBXシステムである。MD100は既に60カ国に850万回線敷設されており、この種の既存システムをConsonoにアップグレードする費用は新たに導入するのに比べ20%ほど安くつく。同社は現在マレーシア金融機関市場の35%のシェアを握っていると言う。(MBT,STAR:9/16)
|