2003-09-08 ArtNo.31911
◆SAL、Auto Bahnと自動車音響機器の製造で技術提携
【ニューデリー】米国企業Auto Bahn社製カー・スピーカー及びアンプのインドにおける独占販売業者(sole licensee)を務めるSAL Marketingは、関係製品をインドで製造するため、前者と技術提携を結んだ。
インディアン・エクスプレスが9月5日報じたところによると、SALは当面15クロー(US$327万)を投じて今年12月の操業開始を目指し、ヒマチャルプラデシュ州Baddiに工場を設ける。目下、SALは52%の税を払ってAuto Bahnから完成品を輸入しているが、国内製造すればコストを18-19%節約できる。コーン、ボイス・コイル、プリント配線基盤(PCB)ボード等は引き続き輸入されるが、金属部品、マグネット等は国内で調達される。Hクラスのアンプ製造用SMT(surface mounting technology)ラインも備えた新工場は月産1万~1万5000ユニットのキャパシティーを備える。これはAuto Bahnにとっても初の海外工場になる。SALは来年、同ビジネス売上げが100クロー(US$2181万)に達すると見積もっている。
SALのマーケッティング・パートナー、Manoj Tandon氏によると、先ずアフター・マーケットに照準を合わせ、相手先商標製造業者(OEM)方式にのみ依存するリスクを回避するとともに、自動車メーカーとのOEM契約交渉も進める。Auto Bahnは現在インドにおけるカー・スピーカー及びアンプ市場の8~10%のシェアを占めている。
カー・アクセサリー市場はこれ以前には売り手市場だったが、徐々に買い手市場に変化しつつある。消費者の製品知識は向上しており、金融スキームも整いつつある。組織(organised)部門のスピーカー市場規模は100~150クロー(US$2181-3271万)、アンプのそれは80クロー(US$1745万)と見積もられる。今月末には600~4800ワットのハイカレントアンプ、サブウーファーを発売する計画で、価格は7500ルピーから。同社は傘下に450ディーラー、200カー・ショールーム、14支店を擁する。
先月ネパールにオフィスを開設したSALは来年はスリランカ、バングラデシュ、パキスタン市場にも進出する計画と言う。
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