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2003-09-08 ArtNo.31905
◆鋳造業界、銑鉄急騰で輸出不能に
【コルカタ】鋳造グレード銑鉄(FGPI:foundry grade pig iron)が不足し、価格も高騰する中で、鋳造業界は、8月半ば以降輸出注文にも応じられぬ深刻な苦境に立たされている。
エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが9月5日伝えたところによると、工学品輸出振興委員会(EEPC:Engineering Export Promotion Council)の代表は先月29日、BK Tripathy鉄鋼相と会見し、こうした鋳造業界の窮状を訴えた。これに対してTripathy鉄鋼相は同省次官をKolkataに派遣し銑鉄の供給不足や値上がりの実情を調査することを約束した。銑鉄の供給不足と高騰が銑鉄メーカーにより引き起こされたものか、中間業者によるものかは依然定かでないが、銑鉄の国内価格は、輸出価格を70%上回っている。
鋳造業界は、仲介業者が人為的に供給不足を作りだし、値上がりを生じさせているとし、国内におけるFGPIの70%を供給しているIndian Iron and Steel Company (IISCO)に対し仲介業者を経ずに直接FGPIを供給するよう求めたが、IISCOは依然として供給方式を変えていない。残りの25%のFGPIはTata Metallics(TM)、Kajaria Iron Castings Ltd(KICL)、Neelachal Ispat Ltd(NIL)等により供給されている。
それ自身コルカタを拠点に鋳造品の輸出を手がけているEEPCのRP Sehgal会長によると、FGPIがこれ以上値上がりすれば、輸出業者は、海外顧客を維持するため、赤字を覚悟で輸出する他ない。鉄鋼業界は、直接供給する条件として小規模な鋳造業者に負担しかねる高額のデポジトを要求している。このため鋳造業界はブラジル方面から銑鉄を輸入することも検討しているが、最近の海運料の値上がりで、譬え輸入しても採算は望めそうにないと言う。
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