2003-09-05 ArtNo.31904
◆銀行界、SVC Superchemの債務再編を原則承認
【ムンバイ】ウッタルプラデシュ州Maduraにおける高純度テレフタル酸(PTA:purified terephthalic acid)プロジェクトを手がけるSVC Superchem(SVCS)の債権金融機関は、同社に対する950クロー(US$2.07億)の貸付を再編することを原則的に認めた。
エコノミック・タイムズが9月2日報じたところによると、1993年当時365クローと見積もられたプロジェクト・コストは、今では3倍の1118クロー(US$2.44億)に膨張したが、プラントは依然として稼働していない。SVCS幹部によると借入利子と操業前の諸経費がプロジェクト・コスト膨張の主因。現在、プロジェクト・コストの55%は利子で占められている。
債権金融機関は、法人債務再編計画(corporate debt restructuring scheme)の下、債務再編と28クローの追加貸付を認めた。プロモーターはプロジェクト・コストの15%、即ち167.7クローのみを拠出、残りは借入で占められている。18金融機関がパッケージを承認するなら同借入は再編される。
債権金融機関は、Haryana Delhi Industrial Consultants Limited(Hardicon)の調査に基づき、プロジェクトの遂行には、新たにターム・ローン36クローと、運転資金ローン26クローを注入する必要が有るとの結論に達した。債権金融機関はこの内ターム・ローン28クローの提供を認め、プロモーターに運転資金ローンと残る8クローのターム・ローンを別途アレンジするよう求めた。
債権金融機関は2004年7月までに商業生産を開始できると予想しているが、SVCS幹部は、「デッドラインはさらに延長する必要が有るだろう」と語った。
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