【北京】Tata Consultancy Services(TCS)は、中国を国際調達拠点として利用するとともに、中国をベースに日本や韓国市場も開拓する計画だ。
エコノミック・タイムズが9月3日報じたところによると、Tata Information Technology (Shanghai)会長も務めるTCSのGirija Pandeアジア太平洋地域主任はPTI通信のインタビューに応じ「中国市場進出は、AやBの国を開拓するのとは意味が異なる。インドから英語を話す世界にアクセスできるように、中国からは中国語の世界を開拓できる」と中国市場をベースにする戦略的意義を指摘した。
Tata Sons Ltdが完全出資するTata Information Technology (Shanghai)は、アジア太平洋地域におけるグループのプレゼンスを補強する狙いから昨年6月に設立された。Pande氏によると、中国における最初の年の成果は満足できる。様々なレベルにおいて中国政府の支持を得ている。今では上海と北京にオフィスを、杭州にソフトウェア開発センターを設け、情報技術(IT)専門家120人を雇用しているが、内80%は中国人で占められている。
地元パートナーと手を結び製造業、電気通信、金融サービスを含む様々な領域の開拓に既に着手していると言う。