2003-09-03 ArtNo.31888
◆Ranbaxy、Bayerから近くUS$2千万受領
【ニューデリー】Ranbaxy Laboratories Ltd(RLL)は、近くBayer AGからライセンスを供与した新薬物送達システム(NDDS:new drug delivery systems)シプロフロキサシン(Ciprofloxacin)1日1回服用(OD:once-a-day)薬“Cipro OD 1 gm”の最終支払いを受ける。
エコノミック・タイムズが8月30日伝えたところによると、これは関係薬品に対する米国食品薬品局(FDA)の認可が恐らく9月1日に下りるのに伴うもの。今回受領する具体的金額は伝えられていないが、両社間で取り交わされた見直し後の契約の下、Bayerは目標達成報奨金(Milestone Payment)として4200万米ドルの支払いを約束しており、RLLはこれまでにこの内2200万米ドルを受領している。RLLは同報奨金以外にロイヤルティー収入も得られる見通しで、次期四半期以降の同社営業収入に大きく貢献するものと予想される。
RLLはこれまでCipro OD 500 mgのロイヤルティー支払いを受けて来たが、Cipro OD 1 gmの売上げは、前者を上回る見通しだ。RLLは2003年3月期四半期にBayer AGからCipro OD 500 mgのロイヤルティー190万米ドルの支払いを受けたが、RLL筋はCipro OD 1 gmのロイヤルティー収入はその数倍にのぼると予想した。これはCipro OD 1 gmは膀胱や腎臓疾患治療のため7~14日コースで投与されるが、Cipro OD 500 mgは3日コースのため。
RLLの8月29日の株価は4.9%値上がりし、1000.55ルピーをマーク、1000ルピーの大台を突破した。
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