2003-09-03 ArtNo.31876
◆フィリップス、ソフトウェア事業にUS$2500万投資検討
【アムステルダム/ベルリン】オランダ拠点のエレクトロニクス・ジャイアンツ、Royal Philips Electronicsは、向こう2年内に最大2500万米ドルを投資、カルナタカ州Bangaloreのソフトウェア施設を拡張するとともに、恐らくアンドラプラデシュ州Hyderabadに、第2のソフトウェア・センターを設けることを検討している。
インディアン・エクスプレスが8月30日報じたところによると、フィリップスのトップ・マネージメント・メンバーは同紙に以上の消息を語ったが、Gerard Kleisterlee社長兼CEOはこの点に関して肯定も否定もすることを避けた。
Kleisterlee氏によると、日本、中国、インドは、現在、そして将来にわたりその経済的プレゼンスを一層強化する見通しだ。アジア太平洋地域の同社売上げに占めるシェアは2002年の20%から今年は25%に拡大が見込まれる。
フィリップスのトップ・マネージメントは今回のインドにおける取締役会議を機会に、世界、そしてアジア取り分け中国のビジネス機会を研究するとともに、インド業務に再検討を加える。
またチーフ・マーケッティング・オフィサーのAndrea Ragnetti氏によると、同社は2006年までにクラス・マーケッティング・オーガニゼーションのトップの座を目指しており、こうしたグローバル・レベルの変革はインドや他のアジア地域においてもスピン・オフ効果を発揮するはずと言う。
エコノミック・タイムズが9月1日伝えたところによると、フィリップス取締役会の5人のメンバー中4人が今回のインドにおける会議に参加する。これらメンバーとは、Kleisterlee社長兼CEO、Gottfried Dutine消費者用電子部門担当重役(CEO)、Jan Hoffman財務担当重役(CFO)、Ad Huijser技術担当重役(CTO)、Jan Oosterveld重役(アジア太平洋地域CEO)と言う。
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