2003-09-01 ArtNo.31873
◆IIFCO、条件付きでFACTの3者合弁への参加示唆
【コーチ】Indian Farmers' Fertiliser Co-operative (Iffco)のUday Shankar Awasthy重役は8月27日、条件付きでケララ州協同組合及びFertiliser and Chemicals Travancore (FACT)従業員協同組合とともにFACTの経営に参加する可能性を示唆した。
インディアン・エクスプレスとヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月28日報じたところによると、Iffcoの技術チームを率いてこの日FACTを視察したAwasthy氏は、その後記者会見し以上の考えを語った。それによると、第1の条件は赤字経営のアンモニア・プラントに対する中央政府の元利合計600クロー(US$1.31億)ほどの貸付を抹消するとともに、アンモニアを輸入するか、ナフサ・ベースのアンモニア・プラントをガス・ベースのものに転換すること。ガス・ベースのプラントに転換するには新たに30クロー(US$654万)余りの投資を必要とする。第2の条件は、州政府が化学肥料産業に対する税制を合理化し、石油製品に対する入境税を撤廃すること。第3の条件は、電力料をFACTの採算に見合うレベルに引き下げること。
これらの条件が満たされるなら、FACTを協同組合部門の手により3年内に黒字に転換することができる。しかし、このことは州政府と協同組合部門がイニシアチブを発揮し、現在進められているFACTの民営化計画をストップさせることができるか否かにかかっている。またIffcoは技術及び経営面の支援と少額のシード資金(将来増額するにしろ)を注入することができるだけで、それ以上のコミットメントを行うことはできないと言う。
目下、Indo Gulf FertilisersとDeepak Fertilisersの2社が、FACTの政府持分買収に関心を表明している。州協同組合銀行のKR Aravindakshan社長によると、協同組合部門は1週間以内に中央政府に対してFACTの買収案を提出することができると言う。
|