2003-09-01 ArtNo.31867
◆IBM/Intel/SAP、中小企業市場開拓に照準
【ハイデラバード】多国籍情報技術(IT)企業少なくとも3社-IBM/Intel/SAP-が中小企業(SME)市場の開拓に本腰を入れる構えを見せている。
インディアン・エクスプレスが8月28日伝えたところによると、IBM Global ServicesのR Dhamodaran副社長兼カントリー・マネージャー(SME担当)は、「SME及び独立サービス業者(ISV:independent service vendors)市場の開拓に一層力を入れる方針を決めた。これら両部門はインド市場全体の60%近いシェアを占めている」と語った。Dhamodaran氏によると同社はSME及びISVにソフトウェア/ハードウェア/サービスのパッケージを提供、これを梃子にこれまで手をつけて来なかったB及びCクラス・シティー市場の開拓を図る。
IntelのPrakash Bagriマーケッティング・マネージャーによると、SME/SMB(small and medium business)市場は300万社以上の規模を有し、Intelがそのアーキテクチャーとプラットフォームを売り込む大きな潜在性を有する。同社は目下、薬剤師、小売業者、医師、製造業者、トレーダー等の小規模ビジネスに照準を合わせている。
SAP IndiaのA Srinivasa Rao産業主任(SMV担当)は、「中小ビジネスは、SAPのような世界的なERPリーダーがコスト効率の良いパッケージの提供を通じてその潜在性を開拓するのに最適な市場セグメントとして浮上している。SAPは、そのパッケージとERP領域の経験を生かして、こうした潜在性を汲み取ることができる」と期待を表明した。
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