2003-09-01 ArtNo.31860
◆今年のGDP成長、当初予測を遙かに上回る:中央銀行
【ムンバイ】中央銀行Reserve Bank of India(RBI)は、農業部門の力強い復調と工業部門の健全な成長から見て、今年通年の国内総生産(GDP)成長率は、4月に新信用政策を発表した際の予測値6%を遙かに上回るとの見通しを明らかにした。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルドが8月28日伝えたところによると、RBIはこのほど発表した2002-03年の年次レポートにおいて以上の見通しを示した。
それによると製造業は第1四半期に力強いの成長を見、工業部門の成長のモーメンタムは維持されている。工業部門の先行き見通しは、農業部門の復調、堅調な輸出、投資環境の改善により一層補強される。
また、平年並みのモンスーンで、インフレ率も当初予測した5.5%以下のレベルに収まる見通しと言う。ちなみにインフレ率は現在4%を下回っている。
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