2003-08-29 ArtNo.31847
◆Tata Steel、ジャールカンド州政府にUS$24億投資計画提出
【ジャムシェドプル】Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)は向こう5~8年間にジャールカンド州に1万1000クロー(US$23.99億)を投資する計画だ。
ビジネス・スタンダードが8月27日報じたところによると、TiscoのB Muthuraman重役(MD)はジャールカンド州政府のA K Mishra次長に宛てた書簡の中でJamshedpur鉄鋼製造施設の100万トン拡張計画に直ちに2000クロー(US$4.36億)を投資、また5~8年内に実行する150万~200万トンの一層の拡張工事に4000クロー(US$8.72億)を投資すると述べている。ちなみにジャールカンド州政府は、Tiscoとの間で取り交わしたジャムシェドプルにおける空き地のリース契約を最近更新している。
Tiscoはさらに州政府に対して合弁で鉄鉱石の輸出を手がけることを提案、同ビジネスの潜在的年間売上げを2000クローと見積もっている。Muthuraman氏はその上で年間2000万トンの鉄鉱石を輸出するのに十分な鉱業地のリースを認めるよう求めている。
同書簡によれば、Tiscoは一般炭開発のための鉱業リースを既に申請しており、今後も火力発電会社等と合弁でこの種の鉱業リースを申請する計画だ。同ビジネスの潜在規模は年間3000クロー(US$6.54億)にのぼると見積もられている。
Muthuraman氏は、ジャールカンド州の観光業を振興する上からTaj GroupのRanchiにおける1スター・ホテルの建設に言及する一方、Tata Powerの農村電化計画をTiscoが支援する方針を明らかにしている。Tiscoはこの他、電子政府プロジェクトにも協力する用意があると言う。
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