2003-08-27 ArtNo.31836
◆ケララ/マハラシュトラ、フォルクスワーゲン工場誘致競う
【ティルバナンタプラム/プネー】ドイツのカー・メーカー、Volkswagenのチームが最近相次いでケララ州とマハラシュトラ州を視察したことから、Volkswagen工場誘致を目指す両州の綱引きが生じている。
エコノミック・タイムズが8月23日報じたところによると、フォルクスワーゲン・チームは先週、ケララ州Kochiを訪れ、かつてのHindustan Machine Tools工場の跡地を視察した。同州与党国民会議派幹部によれば、州政府は25エーカーの同用地をオファーし、フォルクスワーゲン工場の誘致を図っている。工場設置が決まれば、投資額は2000クロー(US$4.34億)にのぼるものと見られ、ケララ州にとっては過去最大の投資プロジェクトになる。
伝えられるところでは、AudiやNissanもケララ州への工場進出に関心を示している。コーチの最大の魅力は、国際空港とコーチ港が存在すること。フォルクスワーゲンは、輸入ノックダウン・キットの組み立てからスタートし、その後本格的製造業務に乗り出す計画とされる。
フォルクスワーゲン・チームは日曜(8/24)にはPune-Ahmednagarロードに沿ったマハラシュトラ州Ranjangaonの用地も視察したようだ。マハラシュトラ州のSushilkumar Shinde首席大臣が23日語ったところによると、同氏はこの日早朝、フォルクスワーゲンの幹部と会談、関係問題を協議した。もし同社がマハラシュトラ州を投資地に選ぶなら、州政府は赤絨毯を敷いて歓迎すると言う。
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