2003-08-25 ArtNo.31828
◆EU/南ア/シンガポール産塩化メチレンに確定反ダンピング税
【ニューデリー】商工省傘下の反ダンピング税・関連税総局(DGAD:Directorate General of anti-dumping and allied duties)は、欧州連合(EU)、南アフリカ、シンガポールから輸入される塩化メチレンに確定反ダンピング税を課すよう提案した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月21日報じたところによると、塩化メチレンは、写真フィルム溶剤/バルク薬品/製薬等の領域で用いられる無色、揮発性の液体でクロロホルムに似た臭気を備えている。また塗料除去剤として、あるいはフォーム/燻蒸剤/農業化学品の原料としても用いられる。
DGADは、Gujarat Alkalies and Chemicals Ltdの訴えに基づき、反ダンピング調査を進めて来た。タミールナド州チェンナイ拠点のChemplast Sanmarも同訴えを支持している。この他、SRF Limitedも塩化メチレンの製造を手がけている。一昨年(2001-02)のインド国内における塩化メチレンの生産量は3万1464トンに達した。
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