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2003-08-25 ArtNo.31821
◆第1四半期、CTV販売量12%、販売額20%ダウン
【ニューデリー】今年第1四半期(2003/4-6)のカラー・テレビジョン販売は149万4200台/1543.3クロー(US$3.35億)と、昨年同期に比べ量で12.1%、額で20.4%の落ち込みを見た。
ビジネス・スタンダードが8月21日、市場調査会社ORG-Gfkのデータを引用し伝えたところによると、地元のトップ・テレビジョン・ブランドは持続的なシェアの縮小を記録、韓国のLG/Samsungブランドに取って代わられつつある。LGは同期間にボリューム販売を25.8%拡大、17.9%のシェアでトップ、Samsungは売上げを30.1%拡大、14.6%のシェアで2位につけた。
これに対して地元のトップ3ブランド、Onida/Videocon/BPLのボリューム販売は、それぞれ14%/6.4%/54.4%ダウン、市場シェアも10.5%/8.4%/7.6%に縮小した。
しかしOnidaブランドのTVを製造・販売しているMirc ElectronicsのGulu Mirchandani会長兼MDは、「ORGのレポートは市場動向を正確に反映しているとは言えない。社内問題を抱えたBPLはともかく、Videocon/Onidaは極めて安定しており、Mircが保持するデータからすれば、両ブランドの販売が韓国ブランドのそれを下回るようなことはない。韓国ブランドは大幅な値下げにより、何とか我々と同レベルのボリュームを実現したに過ぎない」と指摘した。
VideoconのV N Dhoot会長もORGのレポートに疑問を呈し、「VideoconはAkai/Sansui/Toshibaブランドも扱っており、これらブランドの販売を合わせれば、Videoconはナンバー・ワン・プレーヤーになる。何れのブランドをプロモートするかの相違に過ぎない」と語った。
BPL幹部は、「第1四半期にはディーラー・レベルでの販売が下降、またクリケット・ワールド・カップ期間に大量生産された製品の在庫が存在することから、やはりディーラー段階で大幅な値下げにより販促が行われた可能性は有る」と語った。
Samsung India ElectronicsのRavinder Zutshi販売担当取締役は、「ORGのレポートは、韓国ブランドがインド市場で徐々に足場を固めつつあることを反映している。これは主に、新製品と新技術をライン・アップした販促戦略が奏功したものと言える」とコメントした。
Mirchandani氏によると、仮に第1四半期の販売が下降したとすれば、クリケット・ワールド・カップの期間に大量の製品を販売したためで、譬えそうであっても通年では12%の成長が見込める。今月からスタートする祝祭日期間には15~20%の成長が望めると言う。
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