SEAnews 2003-08-25 ArtNo.31816

【ジャムシェドプル】ジャールカンド州Jamshedpurにおける2175クロー(US$4.72億)、100万トンの拡張計画を実行する方針を決めたTata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)は、同拡張計画が2005年までに完了後、さらに150万トンの拡張を検討している。
インディアン・エクスプレスが8月22日、Tiscoオフィシャルの言として伝えたところによれば、取締役会の承認を既に得た100万の拡張計画は2005年9月に完成する予定だが、その後数年間にさらに150万トンほどの拡張が検討されており、最終的に700万トンのキャパシティー実現が目指される。新日鐵に事業化調査を依頼しており、調査レポートが出揃ったところで、方針を決める。
業界観測筋によると1トン当たりの拡張コストを1万5000～1万8000ルピーとすれば、150万トンの拡張には2300～3000クロー(US$4.996億-6.517億)の投資が必要とされる。しかし投資額は、製品ポートフォリオや熔銑製造能力の拡張が含まれるか否かにより変化すると言う。Tisco筋によると、新日鐵の報告書には、キャパシティー拡張の最適な方式や拡張の程度が含まれる。
これはジャムシェドプル工場の向こう数年間の拡張計画に基づくもので、まだ利用されていないジャムシェドプル工場固有のキャパシティーも存在する。年間キャパシティーは現在の400万トンから、第1期拡張計画で500万トンに拡大される。2005年以降に更に150万～200万トンのキャパシティーが追加される。理論的にはジャムシェドプル工場のキャパシティーは800万トンまで拡張が可能と言う。