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2003-08-22 ArtNo.31813
◆SGI、R&Dアウトソーシング・パートナー物色
【ニューデリー】米国拠点のコンピューティング/ビジュアル化ソリューション・プロバイダー、Silicon Graphics Inc (SGI)は、国際研究開発(R&D)業務のアウトソーシングのためインディアン・パートナーを物色している。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月20日報じたところによると、Silicon Graphics Systems (India)のPrasad V Medury重役(MD)はこのほど記者会見し、以上の消息を語った。それによると交渉相手は、数ヶ月以内に発表できる見通しだ。
このほどインドを訪れたSGIのWarren Pratt上級副社長兼COOはまた、ある種の業務のインドにおけるアウトソーシングに関して、同社の立場はオープンと語った。同氏によると、SGIが完全出資するAliasは数年前からインドでグラフィックとソフトウェアの開発を手がけており、カルナタカ州BangaloreのSGIデベロプメント・チームはインド企業と共同作業を進めている。同地元企業は、かなり以前からAliasのデザイン・チームに加わっている。
インドは世界最大規模のLinuxコミュニティーと、世界第2の科学人材のプールを擁する。SGIのインド・ビジネスは昨年35%の成長を見たが、インドにおける新テクノロジー受容の速さとLinuxの普及度から見て、今年は40%以上の成長が見込まれる。SGIはインドにおいて製造/国防/科学/医療/石油・ガス領域にそのソリューションを提供しているが、エネルギー部門の需要が最も大きく、今後は科学コミュニティー方面の成長も期待できる。
SGIは、米国、イスラエル、オーストラリアにR&Dセンターを設けている他、英国とインドにデベロッパーを配置している。最近同社は米国において400人を整理したが、この種のジョブが直ちにインドからアウトソーシングされる訳ではない。これらのジョブは依然として米国本社で手がけられている。
Pratt氏はインドに続いて今週中国を訪問する。中国ではセールス/サポート/コンサルティング等のビジネスが成長しているが、当面、デベロプメント・ジョブを中国からアウトソーシングする計画はないと言う。
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