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2003-08-20 ArtNo.31791
◆化学品輸出、ルピー値上がりに関わらず堅調な伸び
【ムンバイ】ルピーの対米ドル相場上昇に関わらず、バルク薬品/化粧品/基礎化学品/医薬品/無機化学品/有機化学品/農業化学品を含む化学品の今年上半期(2003/1-6)の輸出は1万1800クロー(US$25.63億)と、昨年同期の約1万1000クローを上回り、堅調な成長を見た。
インディアン・エクスプレスが8月18日報じたところによると、Schenectady HerdilliaのRajive Pandia重役(MD)は、「ルピー対米ドル相場の上昇は一時的ものと見られる。輸出業者は為替相場の変動を注視する必要があるが、性急に判定を下す必要はない。米国経済には復調の兆しも見られ、向こう数ヶ月間に米ドル相場がルピーに対して盛り返す可能性も存在する」と指摘した。
化学品/関連製品輸出振興委員会(Capexil:Chemicals and Allied Export Promotion Council)のM F Vohra委員長は、「Capexil傘下の輸出業者は、価格設定の面で厳しい競争に直面している。海外の輸入業者は、インド製品の価格は、他のアジア諸国の製品に比べ高いと感じている。こうした点からもインドは中国に倣い、ルピーと米ドルの交換レートを固定すべきだ。そうすれば輸出は大幅に拡大するはず」と語った。
アナリストらによると、中国、マレーシア、タイ、台湾、フィリピン等の通貨の対米ドル相場は上昇していないか、インドに比べ上昇率が低い。このためインドの輸出業者はこれらの国の同業者に対して競争力を喪失している。また大部分の国の通貨がユーロに対して値下がりしているが、ルピーの値下がり率は、中国、香港、マレーシア、フィリピン、台湾、タイ等の通貨に比べ低く、ここでもインドの輸出業者は競争力の減退を強いられている。
またインドの輸出の80%が米ドル建てのため、インドの輸出業者はルピーの対米ドル相場上昇のより大きなリスクを負うていると言う。
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