1995-09-16 ArtNo.3179
◆<馬>消費者の自信、過去最高に:マスター・カード
【クアラルンプル】マレーシアの大多数の国民は所得、経済、生活に明るい展望を抱いており、消費者の自信は過去最高水準に達している。
マスター・カード・インターナショナルがアジア太平洋地域の10カ国の消費者情緒を調査したところ、マレーシアの消費者情緒指数は93.1と、昨年第4四半期の83から大幅にアップ、また調査対象国中でも最高をマークした。同指数では0が最も悲観的で、100が最も楽観的とされる。マスター・カードのブライアン・トム上級副社長(アジア太平洋地域マーケッティング)によると、調査結果はマレーシア経済の持続的成長を反映している。マレーシアに比肩し得るのはインドネシアの87.3だが、両国ともに調査回答者の46%がインフレに懸念を表明した。マレーシアでは経済の先行きを楽観するものが前回調査時の64%から75%に、就業状況に楽観的見通しを抱く者が48%から65%に、所得に楽観的な者が56%から66%に、それぞれアップしている。一方、シンガポールでは経済の先行きを楽観する者は55%にとどまたが、インフレを懸念する者は前回調査時の61%から52%に下降した。また日本では将来を悲観する者が前回調査時の15%から32%に倍増している。(LZ:9/15)
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