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2003-08-20 ArtNo.31786
◆英系鉄鋼商社Stemcor、完全出資子会社設立認可取得
【ムンバイ】鉄鋼価格が上昇基調を辿り、鉄鋼ビジネスが好収益を上げる中、英国拠点の鉄鋼貿易会社Stemcor Ltd(SL)は、インド当局の関係認可を既に取得し、近く完全出資子会社を設立する。
ビジネス・スタンダードが8月18日報じたところによると、SLは目下インドで年間50万トンほどの鉄鋼取引を手がけているが、取引ボリュームの拡大が見込めることから完全出資子会社を設ける方針を決めた。政府がインフラストラクチャー・プロジェクトに本腰を入れ始めたことから、インド国内の鉄鋼消費は拡大しつつある。同社はインドの主要鉄鋼会社全てと取引関係を築いている。
SLは最近、Essar Steel Ltd(SEL)がグジャラート州Haziraで経営する熱間圧延(HR)コイル工場の隣接地に年産100万トンの冷間圧延(CR)コイル及び亜鉛鍍金鋼板の製造施設を設けると発表した。同ロケーションは、ESLから長期ベースでHRコイルを購入する際、輸送コストを節約できるだけでなく、完成したCR製品や亜鉛メッキ鋼板をHazira港から全世界に輸出することもできる。しかしCR製造施設をSLが単独で建設するのか、ESLと合弁を組むのかは明らかでない。
SLは、ESLとの合弁会社Hy-Grade Pelletsに51%出資している。Hy-Grade Pelletsはアンドラプラデシュ州Vishakhapatnamに年産330万トンのペレット製造施設を設けており、新たに年産300万トンの同様の施設を増設することを検討している。同拡張計画が完了したなら、ペレットの輸出量は現在の100万トンから300万トンに拡大する。
SLは、マドヤプラデシュ州Bailadilaに年産800万トンの選鉱プラントを建設中で、これが完成すれば、同社は鉄分含有率67%以上のDRグレード・ペレットを製造できるようになる。同社は目下鉄分含有率65.5%のBFグレード・ペレットを製造している。
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