2003-08-20 ArtNo.31785
◆産業連盟、今年の経済成長予測を6.5-6.8%に上方修正
【ニューデリー】インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)は、農業部門の復調と、工業/サービス両部門の引き続く好調な成長基調に照らし、今年(2003-04)の国内経済の成長見通しを6.5-6.8%に上方修正した。
エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルドが8月17/18日報じたところによると、CIIは『経済現況(State of the Economy)』と題する最新報告書の中で以上のようにレポートしている。それによると農業部門の予想成長率は2-4%から4-5.5%に上方修正され、工業部門は昨年の6%を上回る6.5%の伸びが予想されている。またサービス部門は7.5%の成長が見込まれている。取り分け食糧生産の伸びは11%に達する可能性が有る。インフレ率は5%前後になる見通しで、製造業製品の値上がりは4.5%前後に収まりそうだ。
しかしCIIはルピー相場の上昇と高金利に懸念を表明、現在の金利水準が維持されるなら、ルピーの値上がりを加速させる恐れがあると警鐘している。
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