SEAnews 2003-08-15 ArtNo.31769

【ニューデリー】今年6月の工業生産指数(IIP)成長率は5.7％と、昨年同月の4.5％を上回った。
インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、エコノミック・タイムズが8月13日、中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)の暫定数字を引用し伝えたところによると、ＩＩＰの約80％の比重を占める製造業は5.8％(4.2%)、鉱業は5.9％(9%)、電力は4.7％(3.8%)と、鉱業を除き何れも昨年同期の伸び率(括弧内数字、以下同様)を上回った。
今年6月の資本財部門の伸び率は5.3％(11.7%)、基本財部門は6.1％(6.1%)、中間財部門は4.7％(0.6%)、消費財部門は6.3％(4.6%)、非耐久消費財部門は8.7％(7%)、耐久消費財部門は－0.6％(-1.6%)だった。
今年6月には製造業17業種中11業種が、昨年同月に比べプラス成長をマーク、特に非綿繊維は26％、運輸機器及び部品は25.2％、ゴム・プラスチック・石油・石炭製品は17.3％と、高成長を記録した。しかし皮革は－13.3％、綿繊維は－8.4％、機械・設備を除く金属製品は－5.7％と、不振だった。
今年第1四半期(2003/4-6)のＩＩＰ成長率は5.3％(4.3%)で、部門別に見ると、製造業5.5％(4.1%)、鉱業5.3％(6.8%)、電力3.9％(3.7%)と、やはり鉱業部門を除き、昨年同期の伸びを上回った。
今年第1四半期には、資本財部門が6.4％(5.2%)、基本財部門が5.1％(5.4%)、中間財部門が2.2％(0.2%)、消費財部門が8.3％(6.7%)、非耐久消費財部門が10.3％(9.9%)、耐久消費財部門が2.2％(-1.7%)の伸びを見た。