SEAnews 2003-08-15 ArtNo.31760

【バンガロール】米国拠点の年商134億米ドルの電子製造サービス会社Flextronics Internationalは、向こう4～5年間に1500万米ドルを投じてインドにおける事業を拡張する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月13日、信頼できる筋の消息として報じたところによると、カルナタカ州Bangaloreの施設には年内に新たに1000人以上が雇用される見通しだ。この点に関してFlextronics IndiaのVijay Chinnasami副社長兼ＧＭは「インドにおけるプレゼンスは将来の拡張計画の足がかりになり、見通しは明るい」と語った。同氏によると、テレコミュニケーションと消費者用電子産業に奉仕している同社は、バンガロール工場ではプリント基板アセンブリー(PCBA)、簡易組み立て(box-build)、検査等の業務を手がけており、ロジスティクス・サービス・ビジネスへの進出も検討している。
Flextronicsが2001年にMotorolaから買収した1万8000平方フィートのバンガロール工場では、Motorola向けサブアセンブリーやOnida／Tejas Networks／Shyam Telecom／Omnigate向けPCBAの製造が手がけられている。
Flextronics Logisticsは、製造とロジスティクス業務を一括して引き受け、顧客のサプライチェーンの無駄を除くことに貢献している。
Chinnasami氏は具体的投資額に触れることを避けたが、消息筋は資本集約的事業の性格から容易に2000万米ドルに達するものと予想した。