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2003-08-15 ArtNo.31755
◆IPBC海運同盟、コンテナ輸送料再値上げ
【コルカタ】ロンドン拠点のインド・パキスタン・バングラデシュ・セイロン海運同盟(IPBCC:India Pakistan Bangladesh Ceylon Conference)は、コンテナ輸送料を9月1日から1TEU(20フィート・コンテナ換算単位)当たりさらに250米ドル引き上げる方針を決めた。IPBCCは去る7月1日に1TEU当たり250米ドル値上げしたばかり。
エコノミック・タイムズが8月13日報じたところによると、IPBCCのインド代表も務めるKarmahom ConferenceのA Kulshreshtha会長は同紙に以上の消息を語った。それによると、今回の一連の値上げは海運同盟の料金回復イニシアチブの一環で、貿易活動が拡大しつつある今こそ海運料を回復する機会と言える。来月値上げを行っても1995年当時の1TEU当たり1550ルピーの料金には依然として大きな隔たりが有る。
IPBCCは、今年3月1日に、Mumbai/Kandla/Karachi(及びその近辺の港湾)から英国/ノース・コンチネント/スカンジナビア/地中海西部の港湾向け運賃を1TEU当たり250米ドル、1FEU(40フィート・コンテナ換算単位)当たり500米ドル・アップ、6月1日にさらに1TEU当たり150米ドル値上げした。
また今年4月1日には、Cochin/Chennai/Tuticorin/Kolkata/Haldia/バングラデシュ/スリランカから英国/ノース・コンチネント/スカンジナビア/地中海の港湾向けコンテナ運賃を1TEU当たり150米ドル、7月1日にはさらに250米ドル値上げした。
インド輸出機関連盟(FIEO:Federation of Indian Exporters Organisation)のPrakash Thaker会長は「7月に値上げが行われたばかりでもあり、9月の再値上げは予想外のこと。極めて深刻な懸念材料と言える。輸出業者は海運同盟の値上げ攻勢でマージンの縮小を強いられており、こうした脅威が終息する兆しはない」と語った。
9月1日に値上げを実行するIPBCCメンバーには、Contship Containerlines/Evergreen/Hapag Lloyd Container Line/MacAndrews & Company/Mersk Sealand/P&O Neylloyd/Rickmers-Linie/Safmarine/Shipping Corporation of Indiaが含まれる。
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