SEAnews 2003-08-13 ArtNo.31750

【ニューデリー】米国を拠点に特殊化学品や素材の製造を手がける年商60億米ドルのRohm and Haas Companyは、マハラシュトラ州Talojaに2000万米ドルを投じて建設した接着剤・密封剤・塗料の製造施設及び顧客サービス施設を稼働させた。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月12日報じたところによると、Rohm and Haas CompanyのRaj L. Gupta会長兼ＣＥＯは11日、以上の消息を語った。それによると、同社の製品、取り分け建築用及び機能皮膜(architectural and functional coatings)／接着剤／密封剤に対する需要は1995年に同社がインドに再進出して以来、成長し続けている。新設備の稼働に伴い、同社は高品質な製品や支援サービスをインド国内の需要に応じてタイムリーに、また競争力有る価格で提供できるようになった。
ビジネス・スタンダードが8月11日、やはりRaj L. Gupta会長兼ＣＥＯ言として伝えたところによれば、新工場施設は、塗料／皮革／繊維／製紙／プラスチック業界向けアクリル系ポリマー製造部門とポリエステル／ポリウレタン／アクリル化学品の製造部門から成り、年間キャパシティーは2万5000～3万5000トン。
昨年のインドにおける同社売上げは115クロー(US$2498万)をマークした。今後製品の一部は輸出する計画で、4－5年後には年商460クロー(US$9992万)が見込める。インドの化学品市場は世界市場の2％を占め、年率8～12％の成長を遂げている。
Rohm and Haas Indiaのカントリー・マネージャー、Harish Badami氏によると、最終的に親会社の国際市場向け製品全品目をインド市場に投入することを目指していると言う。