SEAnews 2003-08-13 ArtNo.31749

【チェンナイ】今年初4ヶ月(2003/4-7)の衣料品輸出は4億1080万着、16億1340万米ドルと、昨年同期を僅かに上回り、既成衣料品輸出回復の兆しを窺わせている。
インディアン・エクスプレスが8月11日伝えたところによると、1年の3分の1を経過した年初4ヶ月の輸出額は繊維産業省が掲げる今年通年の輸出目標62億5000万米ドルの25.81％にとどまった。
既製服輸出振興委員会(AEPC:Apparel Export Promotion Council)の発表したところによれば、今年初4ヶ月の貿易割当制諸国(restricted countries)向け既成衣料品輸出は、3億9190万着／15億4440万米ドルと、昨年同期の3億7660万着／13億9300万米ドルに比べ、量で4.06％、額で10.87％の成長を見た。
今年初4ヶ月の欧州連合(EU)向け輸出は2億3480万着／8億50万米ドルと、昨年同期の2億1120万着／6億3480万米ドルに比べ、量で11.17％、額で26.1％、それぞれ増加した。
しかし今年初4ヶ月の対米輸出は1億3740万着／6億8050万米ドルと、昨年同期に比べ量で4.12％、額で1.75％、それぞれ下降した。
今年初4ヶ月のカナダ向け輸出も1970万着／6340万米ドルと、昨年同期の2210万着／6560万米ドルに比べ、量で10.86％ダウン、額も微減した。
繊維業者筋によると、米国市場は引き続き良好な価格レベルを維持している。セーター(-11.75%)／長短ズボン(-5.56%)を除き、ほとんど全品目のユニット価格が上昇した。欧州市場においても高級品の価格は6.95～32.50％アップした。国際市場ではファンションに変化が生じており、輸出業者は高品質な製品を比較的低い価格でオファーすることに努めていると言う。