2003-08-13 ArtNo.31745
◆カルヤニ・シャープ、冷蔵庫/エアコン市場の開拓に本腰
【プネー】輸出志向ユニット(EOU)ステータスを返上する方針を決めたマハラシュトラ州Pune拠点の電子製品会社Kalyani Sharp India Ltd(KSIL)は、冷蔵庫、空気清浄機、エアコンディショナー等の国内販売に本腰を入れる。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月10日報じたところによると、KSILのダテ・マサシ重役(MD)は9日記者会見し以上の方針を語った。それによると、マハラシュトラ州のPune及びMumbai、グジャラート州Ahmedabad、カルナタカ州Bangalore、アンドラプラデシュ州Hyderabad、ケララ州Kochiで実施した冷蔵庫の試験販売は間もなく完了するが、消費者は250~350リッターの小型冷蔵庫に関心を示し、比較的容量の大きい350~550リッターのものに関心を示すものは少ない。この種の製品は現在タイから輸入しており、何れも非プラズマ製品だが、近くプラズマ・レーンジの冷蔵庫もインド市場に紹介する。プラズマ製品は350リッター以上になる。日本サイドでは、これらの冷蔵庫をプネー工場で製造する可能性も研究している。
KSILはまた液晶表示装置(LCD)付きテレビジョンを発売する可能性を検討している。現在同社は20インチ、30インチ、37インチのカラー・テレビジョンを9万5000ルピー、26万6000ルピー、40万5000ルピーで販売している。目下、これらの製品は月間平均10台が販売されているが、2003年10月~2004年9月の間には1000台を販売することを目指している。これらは全て輸入されているが、十分な販売量が確保された後、初めてインドでの製造が検討されると言う。
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