2003-08-11 ArtNo.31737
◆フィリップス、Cinema-at-Homeを来月発売
【ムンバイ】Philips India Ltd(PIL)は、19万6000~27万5000ルピー(US$4257-5974)の“Cinema-at-Home”パッケージ3モデルをアンドラプラデシュ州Hyderabadで目下試験販売している。
インディアン・エクスプレスが8月8日、PILのDevashish Moitra課長(消費者用電子部門ビジネス開発担当)の言を引用し、報じたところによると、Cinema-at-Homeパッケージには、ハイエンド・プロジェクターが含まれており、同プロジェクターはDVD/アンプ/サブ・ウーファー付きサラウンド・スピーカー5ユニットに接続されるだけでなく、照明から家電製品まで遠隔制御できるプログラムが組み込まれている。PILは来月、全国の15都市において同パッケージを正式に発売する。年収20万ルピー(US$4345)以上、5000平方フィートの住宅に住み、複数の乗用車を所有するような階層がターゲットにされ、全国50カ所に設けたプレミアム小売店舗を通じてマーケッティングされる。バイヤーは、これらの店舗においてCinema-at-Homeの迫力や効果を実地に体験できる。
第2段階では、高級家具店、リテール・ショールーム、モール等を通じてCinema-at-Homeを販促する。
目下、プロジェクター市場は年率4%の成長を見ており、向こう数年間は50%の成長が見込まれている。PILは現在プロジェクター市場の16%のシェアを占め、市場をリードしていると言う。
しかし、Strat Caps Securities Pvt LtdのPrashant Mulay氏は、「野心的コンセプトではあるが、インドにはまだその種のハイエンド市場は準備されたいない」とコメントした。
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