SEAnews 2003-08-11 ArtNo.31736

【ムンバイ】英国の公益事業メジャーBG Plcは完全出資子会社Iqara Broadbandを通じ、同社のＨＩＴＳ(headend in the sky：多くの番組をあらかじめケーブル伝送に適した形式で多重化し、衛星を使用して配信)プラットフォームとセット・トップ・ボックス(STB)をインド市場に売り込む計画だ。
ビジネス・スタンダードが8月8日報じたところによると、Iqara Broadbandは、インドのケーブルＴＶ業者や小売り市場に“Iqara Choice”商標のＳＴＢを売り込むため、Motorola／Citibank／Accentureと手を結んだ。Iqara Choiceは、インド政府が限定受信方式(CAS:conditional access system)を正式に採用する今年9月にＨＩＴＳとＳＴＢを発売する。
Iqara ChoiceはＨＩＴＳ／ＳＴＢにモトローラの技術を導入するとともに、流通／金融オプションはシティバンクを通じて提供、カスタマ・コンタクト・センターの運営やコンサルタントに関してはアクセンチュアの支援を得る。ＢＧ自身は300万～400万の契約者の管理にその専門技術を生かす。
Iqara TelecomのColin Orr Burns社長によると、ＢＧグループは向こう3年間に2500万米ドルを投資、契約者30万世帯の獲得を目指す。モトローラは当面ＳＴＢを輸入、小売市場に供給する。
目下、グジャラート州のSurat／Vadodaraに6000世帯以上の顧客を擁するIqara Broadbandはマハラシュトラ州Mumbaiにおける高速インターネット・サービス市場の開拓も計画していると言う。