2003-08-08 ArtNo.31712
◆Kochi Refinery、製油施設にUS$4億アップグレード
【コルカタ】国営Bharat Petroleum Corporation(BPCL)傘下のKochi Refinery Ltd(KRL)は、1819クロー(US$3.95億)を投じ、製油施設をアップグレードする。
ビジネス・スタンダードが8月5日報じたところによると、フランスを拠点とする石油/ガス領域の指導的国際コンサルタント会社Axensは、KRLの近代化及び拡張計画のコストを1819クローと見積もった。コンサルタント会社は初歩的事業化調査報告書をKRLに既に提出している。プロジェクトは2段階に分けて進められる。第1期プロジェクトではガソリンと高速ディーゼル油(HSD)の品質がBharat Stage2基準に引き上げられ、2005年1月までの完工が目指される。第2期プロジェクトでは、現在の750万メートル・トンの年間処理能力に、250万メートル・トンのキャパシティーが追加される。またガソリンとHSDの品質がBharat Stage3レベルに引き上げられる。同工事は2010年までに完成される。両段階の詳細な事業化調査が目下進められている。
KRLは第1期工事完成後、粗利益が毎年95クロー(US$2064万)拡大、第2期工事完成後は、運転コストを一層引き下げられると見ている。
業界観測筋は、インド国内の排ガス基準が日増しに強化されていることから、将来の生存能力を維持する上からも、設備のアップグレードは不可欠と評している。
KRLは第2期工事の完成後、一点係留(single buoy mooring)施設を含む原油陸揚げ施設(CORF:crude oil receipt facility)や臨海貯油タンク施設の建設、及びパイプラインの敷設も予定している。Engineers India Ltd (EIL)も加わり作成した詳細事業化調査レポートは、Cochin Port Trust (CPT)管理下のPuthuvypeenにCORFを設けるよう提案している。
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