2003-08-06 ArtNo.31707
◆Samsung、今年はHDD120万ユニット販売目指す
【ハイデラバード】昨年インド国内で販売された210万ユニットのハード・ディスク・ドライブ(HDD)中93万ユニットを供給したSamsung India Electronics Ltd(SIEL)は、今年は120万ユニットの販売を目指している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月4日報じたところによると、市場調査会社IDCによれば、2003年のHDD一次市場規模は240万ユニットで、リプレースメント市場も含めれば、260万ユニットに達する。
SIELのSonal Anand製品主任によると、パーソナル・コンピューター(PC)は今日家庭におけるインフォテインメント手段として家電製品に名を連ねるようになっている。こうした中でHDDのキャパシティーも数年前の2GB(ギガバイト)から毎年倍増、今年末までには現在の40GBから80GBに拡大する見通しだ。
処理速度についても5400 RPMから7200 RPMに急速に移行するものと見られる。例えば7200 RPM HDDを装備したPentium III processorのパフォーマンスは、5400 RPM HDDを装備したPentium IV processorのそれを上回る。加えてベッド・ルームのエンターテインメント装置としては、低速HDDのノイズが耳障りになる。
大部分のPCコンポーネントの価格は短期的にそれほど大きく変化しない見通しで、同社はこうした中でよりハイエンドなHDDに照準を合わせ、市場を開拓する方針と言う。
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