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2003-08-06 ArtNo.31695
◆正副首相、Ram Temple再建を公約
【アヨーディア】Atal Bihari Vajpayee首相とL K Advani副首相は先週金曜、Ram Janambhoomi運動の創始者で、これまでRamjanam Bhoomi Trustの会長を務めて来たMahant Ramchandra Paramhans氏の葬儀の席上、ラーマ神の出生地(Ram Janambhoomi)にラーマ寺院を再建しようと言う故人の遺志を妨げるものは全て取り除かれるだろうと公約した。
ビジネス・スタンダードとデカン・クロニクルが8月2日伝えたところによると、この日、ウッタルプラデシュ州Saryu川沿いのTulsi火葬場に集った会葬者を前に挨拶した首相は、「我々は故人の遺志を成就させる。全ての障害を取り除き、寺院建設の道は間もなく開かれるだろう」と語り、Advani副首相はまた「誰もアヨーディアにおけるラーマ寺院の建設を阻止することはできない」と挨拶した。
デカン・クロニクルは、「インド人民党(BJP)は選挙を前にしてついにヒンドゥー教徒の立場に復帰、ヒンドゥー教徒の願望を政治課題として取り上げる姿勢を示した」とコメントした。
ビジネス・スタンダードは「正副首相は、これまで注意深く政治上の一線を乗り越えることを避けて来たが、葬儀場におけるオーバー・デモンストレーションにはウッタルプラデシュ州における伝統的支持層票確保を目指す計算が窺える」と評している。
一方、エコノミック・タイムズは8月3日、正副首相の今回の発言は、国会における野党の追及を免れないとするPTI通信の記事を掲載した。
インド共産党(CPI-M)のSomnath Chatterjee氏はPTI通信に対し「首相の発言は首相が先ず第1に民族奉仕団(RSS:Rashtriya Swayamsevak Sangh)のメンバーであること、RSSが政府と行政を支配したことを物語っている」、「正副首相がアヨーディアに赴き葬儀に参列することをとやかく言う考えはないが、葬儀の場を借りて、ヒンドゥー情緒を刺激する発言は、計画的なもので、全野党は正副首相の今回の発言に対する対応を協議する」と語った。
またCPI-M政策委員会は「首相は、アヨーディア問題を巡り、生粋のRSSメンバーであることを明らかにするとともに、法廷、もしくは話し合いを通じて問題を解決すると言う国会における公約を反故にした」との声明を発表した。
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