2003-08-04 ArtNo.31694
◆Visakhapatnam Steel Plant、付加価値製品に注力
【ヴィシャカパトナム】今会計年度の利益率を高める狙いから、国営鉄鋼会社Visakhapatnam Steel Plant (VSP)は、付加価値製品の生産に力を集中している。
ビジネス・スタンダードが7月31日、VSP筋の言を引用し報じたところによると、同社は今会計年の特殊鋼製品生産量を総生産量の20%に相当する60万トンに拡大することを目指している。同比率は3年前には9~10%だった。特殊鋼の製造により、マージンは通常のスチールに比べトン当たり1000ルピー・アップする。
VSPは高・中炭素鋼/冷間圧造用製品(cold heading quality)/電極用棒材/ばね鋼/耐腐食製品等の付加価値製品や特殊鋼製品の製造を手がけている。この種の製品の製造コストは通常の鋼材をトン当たり1000~4000ルピー上回るが、その販売に際してトン当たり平均1000ルピー余計に利益を得られる。
加えてこの種の付加価値製品に対する国内及び海外の需要は大きい。またこの種の製品の生産比率の引き上げには、それほど大きな投資を必要としない。
VSPは今年第1四半期に17万2000トンの特殊鋼を生産した。また来年はこうした製品の総生産に占める比率をさらに22~25%に引き上げる計画と言う。
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